Typology

CAMERA : SIGMA fpL
Lens : SIGMA 24mm F3.5

 

実験的な写真であったり、
記録的な写真が、
アート写真になることはしばしばある。
その場合のひとつの手法としてタイポロジーがある。

類型学とも訳されるこの手法は、
同類をただ並べることにより、
類似性や相違点を見出すことを目的にしている。
そこに一切の感情が入り込まないことが重要だ。

この感情が入り込まないというのは、
この種のアート作品には絶対的な要点となる。
ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻やカール・ブロスフェルトなどの作品は、
見せ方に大きな意味はない。
そこにあるのは、
如何に正確に伝えるかという一点のみである。

最近の芸術作品は、
写真は実際の見た目から遠ざけ、
絵はその場にあるかの如き正確性を求めたものが多い。
どちらもそれぞれの得意分野から真逆の方向に進んでいる。

これでいいのか。

多様性であるならば、
皆が同じ方向に進む必要はない。
ならばここに写真の原点に帰り、
絶対的な正確性を描き出すのも、
ひとつの方向性として間違ってはいないだろう。

この作品は三脚で固定し同じ被写体を撮影したものである。
少しずつ何を変えているのか。
じっくりと観て欲しい。