見つけること

地下鉄の駅というのは、至る所にタイルが使われている。
地下水や雨水の浸水を考えてのことだとは思うけれど、それを活かしたアートも多い。
一番多いのがホームの向かい側(電車が止まっている側)の壁で、広告や駅の看板の脇に、絵が描かれていたりする。
たぶん始めてきたときに気づくが、日々の生活の中では気にも止められなくなっていくのだろう。

そういった忘れられたり、気づかれなかったものを見つけるのに、カメラは最高のアイテムだと思う。
被写体探しに、いつも以上に周りに目を配る。

この床面アートもそのひとつ。

たぶん世界地図をモチーフにしているのだろうけど、今となっては誰にも気づかれずに通り過ぎ去られている。
下を向いている人も、床面のアートではなく、スマホを見ているだけ。

でもカメラを持っていると、みんなが忘れてしまったものを見つけることができる。
こういうことが楽しいんだと思う。

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