石段

お寺や神社の階段で、一段の幅を広くとっているのは、そこで立ち止まって身なりを整えるという意味があると聞いたことがある。
では急な勾配の階段はどうなのだ。
と、つい思ってしまう。
これをカメラマン視線で見ると、急勾配の階段というのは実に画になる。
全体を撮っても良し。部分的に撮っても良し。
階段越しに撮っても、階段そのものを撮ってもいい。
今回は石段に面白い木の影ができていたので撮ってみた。
最初は階段の上の落ち葉に目が行ったものの、構図を考えているうちに影に目が留まった。
お寺ならではの厳かさと親しみやすさが、ちょうどいいバランスになっていると思う。
