基本は縦位置かな

滝を撮るとき、基本は縦位置かなと思っています。
やはり滝は豪快に流れ落ちるところが魅力ですし、それを強調するには縦位置のほうが落差を伝えやすいので、縦位置で撮っておけばそれなりに見られるものになるかなと。

でも基本がすべてではないのは当然で、滝の中でも白糸の滝は明らかに横位置でないと魅力は伝わりませんよね。
日光の竜頭滝も横位置にしたほうが構図的にいいですし、栃木県の吹割の滝も縦位置にするのは難しい滝です。
完全凍結した茨城県の袋田の滝は広角で横位置が定番ですしね。

では滝の横位置と縦位置の一番の違いは何かというと、画面全体に対する滝の割合だと思うんです。
どうしても日本の場合、滝は縦に長いことが多いんです。
横幅のある滝はあまり多くありません。
そのとき滝を目立たせるためにどうするかと考えると、画面の中で滝をできるだけ大きく写す必要があると思うんです。
そうなると横位置より縦位置にするしかない場合がほとんどだと思います。

表現方法によっては、周りの広大な自然の中の滝とか、紅葉の中の滝のように、滝が主題であるけれど、他にも見せたいものがある場合、横位置にして滝が小さく写ってしまうのもアリだと思います。
でも主題が滝だけであるなら、一番比率が大きくなる撮り方のほうが良いかなと思うんです。

表現方法なので、滝を縦位置で撮るにはこういう意味があるよと思ってもらえれば、いいかなと思います。
このあとに続く滝の写真が、縦位置ばかりの言い訳かもしれないですけど。

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