絹や飛沫以上に大切
暑くて数枚ですけど、滝に逃げています。
訪れたのは十津川村の清納の滝。
名前に惹かれて行ってみたのですが、キレイな滝ですので、興味のある方はぜひ行ってみてください。
滝を撮るときですけど、絹のような表現や飛沫の表現は重要です。
流れている水すべてに言えると思うんですけど、たぶん絹のような表現は水墨画から来ていて、飛沫は葛飾北斎から来ていると思うんです。
これが基本にあって、どちらかの表現じゃないと中途半端に感じてしまうのかなと思います。
でもこの2つの表現は当たり前になっているので、それと合わせて重要になってくるのが水の背景だと思います。
基本的に水は白いですから、それと対照になる黒はやっぱり一番しっくりきます。
飛沫の一滴一滴がキレイに見えるためには、黒が一番でしょう。
もちろん水は黒だけではなく、夕日が写ったり、周りの緑が写ったり、青空が写ったりもします。
それに合わせた背景にすることで、水が一層引き立つと思います。
もっとも滝の後ろは岩になっていることが多く、水に濡れて黒くなっている場合がほとんどですから、必然的に黒背景にはなるんですけどね。