先の見えない道

地下鉄は当然のように暗闇の中を走ります。
多少の照明はあっても、ヘッドライトがあっても、線路の先は暗闇。
駅のホームだけが、唯一線路を明るく照らしてくれます。

駅を離れれば、見えているのは、わずかな先まで。
人生と同じようなものです。

「人生は後ろ向きに電車に乗っているようなもの」
と言われることがありますが、地下鉄に乗っているほうが近いのかもしれません。
過去を見て未来想像するというよりも、現在とほんの少し先が見えているだけで、実は何も見えていない。
人生とは地下鉄のように、そんなものかもしれないですね。

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