蓮の朝露

これも蓮華定院での一枚。
朝露が残る蓮の花を切り取ってみた。

蓮の花は悟りの華でもあると書いたが、それにしては散るのが早すぎると思う。
桜でさえ数週間は花を咲かせるのに、蓮は数日で散ってしまう。
開花時期に多少のズレがあるので、蓮池すべての華が一斉に無くなるわけではないものの、一株で見れば短命と言える。
特に蓮池ではなく、水瓶で育った蓮は、株の数が少ないので、余計に短命に思える。

それをどうとらえるか。

悟りも修行を怠れば、すぐに俗世に染まってしまうということなのだろうか。

そんな一瞬を写真に納めるのは、実に理にかなっていることなのかもしれない。
瞬間の光を捉えて描くことが、写真の本分と言えるのだから。

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