悟りの華

仏教における蓮は特別な意味を持つ。
それは悟りとも直結する。
俗世(泥)の中から這い出し、悟り(華)を得る。
泥と言っても水鉢の中の蓮ではあるが、寺院と蓮の組み合わせは感慨深い。
悟りは開けずとも、なにか悔い改めようという気になってくる。
そういうありがたい気分なので、素直な構図で撮ってみた。
深くを考えず、シンプルに見られるように、左右対称構図である。
この写真は違うけれども、最近はミニマル写真というのが流行っているようだ。
情報過多の時代に、できるだけ情報を減らして、シンプルにということらしい。
削ぎ落とすという意味では、悟りも考え方は近いのかもしれない。
ただ未だに欲しいレンズが溢れてくる私は、悟りとは正反対の場所にいるようだ。
