寝転んで見上げた先

写真を撮るとき、意気込んで何かを撮ろうとするときより、ちょっと休憩したときに、いい被写体に出会えることってないですか。
私の場合は結構高い頻度であります。

この写真もその一枚で、車の中で寝ようとしたら、あまりにも暑かったので外のベンチで寝転がったんです。
そのとき、予想外に星空がキレイだったので、カメラと三脚を車から取り出して撮りました。

斜めに急角度で広がっているのは雲ですが、その横に広がっているのは天の川です。
肉眼では天の川は見えなかったものの、カメラのセンサーはしっかりと捉えてくれていました。

星空撮影はデジカメになって、別次元と思えるほど簡単になっています。
フィルム時代はISO感度は800か1600くらいが一般的には限界のフィルムでした。
私の場合はほかの撮影もあったのでISO100で撮っていました。
そのフィルムで数十分から1時間以上シャッターを開けっぱなしにするんです。
しかもどういう風に撮れたかは、現像するまでわからない。
そんな時代があったんです。

それが今ではISO感度も6400とか12800とかは普通です。
撮った写真はその場で確認もできます。
便利な時代になりました。

ただ簡単になれば、それ以外に工夫を凝らさなければいけない部分が増えるもので、星景写真と呼ばれるものになってからは、一緒に写る景色にも重点が置かれています。

私は何も考えず、ただボーッと星空を眺めているのが好きなんですけどね。

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