建物撮影でのしぼり値

建物写真を撮るとき、F値はできるだけしぼったほうがいいと思っています。
できるだけというのは、しぼり過ぎると回折現象が起きてしまうからで、それが起こらないくらいという意味です。

建物写真の場合、近代建築の場合ですけど、エッジが効いていることとピントが全体に合っていることが求められたりもします。
平面的であれば問題ないですが、そうではない場合、前ボケ後ろボケはあまり使われません。
そうなると必然的にF値は大きくなっていくということです。

でも三脚を使わずに手持ちで撮る場合は、そこまで気を使っても意味がないんですけどね。
5.6とか8くらいにしぼっておけば、手持ちでは十分かなと思います。
もちろんシャッタースピードを稼げるのであれば、11くらいまでしぼったほうがいいかなとは思います。

ちなみに歴史的な建物や木造の建物の場合は、風景的な撮り方のほうが合っている気はします。
あまりエッジを効かせ過ぎたりすると雰囲気が変わってしまうこともあるからです。

その場や被写体に合った撮り方というのは、人それぞれですし、状況や時代によっても変わってきますから、これがすべてではないんですけどね。

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