ストリートスナップは着眼力
ここからはストリートスナップになります。
私が一番最初に興味を持った写真はストリートスナップなんです。
「恋愛寫眞」という松田龍平さんと広末涼子さんが主演の映画の中で、齋藤清貴さんの写真が使われていました。
その写真があまりに自由で、それまでの写真のイメージが一気に変わりました。
今考えれば、それが私の写真の原点だったと思います。
その後はネイチャー写真やツーリングでのトラベル写真が多くなりましたけど、やっぱりストリートスナップは自由で楽しいですよね。
今はデジタルになったおかげで、枚数を気にする必要もないですから、目についたものを、片っ端から撮るようにしています。
最近の私のホームグランドは梅田周辺です。
ですけど写真を見ても「ここどこ?」と思われる方が多いでしょう。
大台ケ原での写真と同様に、周りの状況はほぼ皆無なものばかりです。
でもわからないからこそ面白い。
そんな写真でもいいのかなと思います。
写真は自由ですから、「何となく面白い」があれば、とりあえず撮っちゃえばいい。
なので、「何なのかわからない」でも楽しんでもらいたいと思います。
ちなみに私の「面白い」は楽しいとか笑えるだけではなく、心が動かされたもの全てですので、興味さえ惹かれれば、それは面白いになります。
それでこの写真ですが、2本の円柱が横に並んでいて、表面が鏡のようになっていました。
最初はその1本を使って通りを歪ませて撮ろうと思ったんですけど、双方への写り込みが面白くて、最終的にこんな感じになりました。
何かはわからないけど、なんとなく目が行ってしまう。
そんなスナップです。