キレイじゃないものを見る

これからは梅雨の合間に大台ケ原へ行った時の写真が続きます。

「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、基本的に私が森に行ったとき、森も木も見ていないことが多いです。
もっと足元であったり、小さいものに目が行ったりしてしまいます。

そうするとただの朽ちた枝に光が当たっているだけでも、ついカメラを向けたくなるんです。
実際には全体はもう少し明るかったんですけど、そこは露出を落として光をクローズアップしています。
しかも朽ちたイメージを強調するのに、彩度も落としています。
周辺光量だってイジったりしています。

こうすることで、何となく目が向いてしまいませんか。

花とか緑とか、森にはキレイなものがいろいろありますけど、そうではないものにも注目する意味ってあると思うんです。
見た目キレイじゃないからと、見ないふりもアリかもしれないですけど、これがドンドン分解されて、森を育てる肥料になる。
そう考えると、朽ちた中にも生命力を感じられませんか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

シグマfpL

次の記事

再生